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【HBO】シリコンバレー・シーズン6/エピソード02あらすじ

HBO

『シリコンバレー』は2014年にアメリカのHBOでスタートした、若きIT起業家達の成長を描いたコメディーです。 

あらすじ
HooliというIT企業で、音楽配信アプリの開発を行っていた主人公のリチャードは、いままでにない画期的なデータ圧縮アルゴリズムを作り出し、それが投資家たちの目に留まり買収されそうになるのですが、自らの会社「パイドパイパー社」を立ち上げる事にします。
経営能力の全くないリチャードとそれをフォローするジャレットやその他の個性的なメンバーと会社を成長させていくというストーリーです。

この『シリコンバレー』は2019年11月に全7話のファイナルシーズンがアメリカで放映されました。(現在日本ではアマゾンプライムでシーズン5迄視聴可能です。)

なかなか日本でファイナルシーズンが放映されないので、ファイナルシーズンを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか!

今回は、アメリカ在住の私が『シリコンバレー・ファイナルシーズン』の気になる内容をこっそりお教えいたします!

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エピソード2『血まみれのお金』

ストーリーテラー

コリンの不正が許せないリチャードは、彼を排斥する方法を考えています。しかし彼が抜けると、パイドパイパー社の資金繰りが厳しくなるのは明白です。リチャードは、モニカとスポンサーを探しにチャリティーパーティーに赴き、そこでチリの投資家であるマキシモという人物から巨額の投資の話を持ち掛けられます。

以下の文章には、ドラマ『シリコンバレー』の内容に関するネタバレが含まれています。シーズン6の放映を楽しみに待っている方は、以下の記事へ進まないようお願いします。

Chap01: ディネシュのデスクで

リチャードとディネシュ、ギルフォイルの3人はコリンの作ったゲームについて調べています。
コリンはゲーマーの気持ちに合わせてゲーム内に直接広告を表示させてる機能を作っていました。それはユーザーがピザが食べたいとマイクで言うと、ピザ屋の看板がゲームの中に構築されます。しかもそれは、どんな言葉にも反応します。
リチャードは、彼を排斥しないと大変な事になると二人に言います。

Chap02: リチャードの部屋で

ジャレットはリチャードの部屋に訪れ今のパイドパイパーは理想とする会社ではなくなってしまったと辞表を提出します。
リチャードはコリンの一件でごたごたしている為、このタイミングで辞める事にいらだちを隠せません。
ジャレットが既に次の働き口を決めている事を聞き、彼に冷たく別れを告げるのです。
大変なことです。ジャレットが辞めるなんて・・・

Chap03: フーリー社の会議室で

投資家に対し、新生フーリー社について講釈するギャビン。
しかし一人の投資家がそれを遮り希望はあるのかと問います。
ギャビンはプレゼンテーションを始めますが、その内容は、投資家の求めているウェブサービス事業が一つも見当たりません。ほとんどの秀逸な事業はアマゾンに持っていかれてしまっているのです。
投資家は投資をいつ回収できるのかギャビンに問い正しますが、彼の回答に納得でず、3か月で収益を出さないとと脅されます。
ギャビンは絶体絶命のピンチを迎えます。

Chap04: 人事部の部屋で

引用:HBO

リチャードはジャレッドの抜けた後の役割分担を役員と人事のトレーシーに伝えます。
解散のあとトレーシーはギルフォイルになぜあなたに部下が一人もいないのかを問います。彼は人と接するのが好きでないと伝えますが、彼女は業務の遂行のために明日から5人の部下をギルフォイルに割り当てる事を決定します。
ギルフォイルは、その命令を受ける事を承知するのですが、代わりに5人は自分で決めてさせとほしいとトレーシーにお願いをします。

Chap05: フーリーCEOの部室で

引用:HBO

ギャビンは経費削減のためジョージアに会社を移転するつもりです。
デンポックとフーバーはアトランタ州も悪くないと言いますが、ギャビンはそれは州ではなく国だといいます。
二人はなんとか説得し、ギャビンにシリコンバレーに留まる事を納得させます。
しかしギャビンはPLANBを持ち出し、ベラルーシでの事業を促進させるつもりで二人にそれを現地で指揮してもらいたいと伝えてその場を去っていきます。

Chap06: 会議室で

窓越しに辞めていくジャレットを眺めるリチャード。
モニカはコリンの排除に関して最終確認をし、その事案はすぐに取り掛かるべきであると進言します。
ジャレットは私物を詰めた段ボールをもって会社を去ろうとしています。
モニカはリチャードにチャリティに興味があるかを聞きます。

Chap07: チャリティーパーティーで

引用:HBO

モニカにパーティー会場に連れてこられたリチャード。
そこで二人はローリーに偶然会います。彼女はヤオとの仕事を打ち切り中国から戻ってきたようです。彼女はアメリカで独自にYaoNetUSという事業を立ち上げたのです。狼狽するリチャードですが、モニカは彼女は今切羽詰まっている状態だといい落ち着かせます。重要なのは、私たちが新たな投資家を早く探さなければならないことだと。
しかしパーティーで話す皆がリチャードの議会での証言をコケ下します。皆が皆長いものには巻かれろの精神です。
辟易しているリチャードの元にチリの投資家であるマキシモという人物が現れます。

引用:HBO


彼はリチャードの事を称賛し、彼の会社が申し出た投資の話をジャレットに何度も断られたと言います。

Chap08: フーリー社で

フーバーはデンポットにアメリカに留まる手段があると言います。
昨年、対米外国投資委員会が出会い系アプリのGrindrの中国企業への売却を無効にしたので、この方法を利用してはどうかと相談します。もちろんデンポットに異論はありません。
二人ともベラルーシに飛ばされたくないので必死なのです。

Chap09: 給湯室で

酒の匂いをプンプンさせて出社するリチャードに昨晩の事をモニカは聞きます。リチャードはチリの投資家のマキシモを知っているかと聞きます。リチャードは彼が社の投資に乗り気であり5000万ドルは確実に投資してくれそうであり、そのことでコリンを馘に出来ると確信しています。
しかしモニカは、ジャレッドがチリで人身売買をしてお金を得ているのでマキシモの投資を断ったのだと伝え、汚れたお金は受け入れられないと。コリンは悪いヤツだけど一時的なもの、マキシモの悪は永続的なものなのだと。
そこへマキシモからのメールが届き、転送してもらったメールの内容を見てモニカは驚愕します。投資額はなんと10憶ドル!信じられない金額です。禁煙していたモニカですが思わず2本のタバコに同時に火をつけ辞めていたタバコをくゆらせるのです。

Chap10: ギルフォイルの部屋で

引用:HBO

ギルフォイルの部屋に人事部のトレーシーがやってきました。
ギルフォイルは、ほとんど役に立たないスタッフを5人選出していました。バリスタ、植木に水をあげる人、警備員、二人の外壁塗装職人。
彼らを今日一日だけ雇ったのだと。
人事のプロであるトレーシーですが、さすがにギルフォイルの行動には白旗をあげ。あなたは変わっているとあきれ顔で出ていきます。

Chap11: リチャードの部屋で

リチャードはその金額が打ち間違いだと確信しモニカに再度確認しますがそれは現実のようです。
10憶ドル!しかも一括で!!
モニカは、決定権はリチャードに一任すると言います。
リチャードは、どうすべきかはモニカの仕事だと異を唱えます。
モニカは、姉が大学1年の時に妊娠した際の助言のせいで、未だに姪から中絶おばさんと言われている事に例えて、この仕事を拒否しようとします。
リチャードは、ディネシュとギルフォイルに助言を求めようとしますが、モニカが絶対にそれだけはするなと言いその場を逃げるように立ち去ります。
そこへディネシュが重大な問題が発生したと部屋に訪れますが、あまりにどうでもよいコーヒーメーカーの故障に関する問題でした。
リチャードは会社のトップとしての重責に押しつぶされそうになります。

Chap12: 再びフーリー社で

フーバーとデンポットは、上手く対米外国投資委員会を動かしギャビンのベラルーシ行きの計画を阻止することに成功します。
ギャビンは怒り心頭で、ものに当たり散らし、しまいには拳で壁に大きな穴をあけます。
二人は当然のガッツポーズです。

Chap13: アーリックの家で

困り果てたリチャードは、ジャレットに会いにアーリックの家に行き、ジャレットの戻りを外で待っています。帰ってきたジャレットに事の成り行きを説明します。
リチャードは、ジャレットがやはり必要だと感じ、また一緒に働くことを提案します。しかしジャレットは今はGwartと仕事を始めているといってそれを断ります。二人は会社への忠誠心の事で言い争いとなり、ジャレットはその場から家に戻ろうとし、リチャードはその後に続きます。リチャードは、その時初めてジャレットのビジネスパートナーであるGwartを目にします。

引用:HBO

床に寝そべりながらPCを操作する分厚い牛乳瓶の底のような眼鏡をかけた彼女を見るなり、リチャードは侮辱的な言葉を発し、ジャレットの怒りは頂点に達します。近くにあった空気銃片手に追いかけるジャレットに対してリチャードは逃げるように家を飛び出ます。
リチャードはジャレットの気持ちが全然わかっていないようです。

Chap14: 再びギルフォイルの部屋で

ギルフォイルはトレーシーを呼び、作業を一人で完了させた事を伝え、助けは必要ない事を認めさせ、謝罪を求めます。
トレーシーは、私は業務をきちんと遂行してもらうためにここで働いており、今あなたは予定通り作業を終了しました。なぜ謝罪の必要がありますか?あなたはよく働いています。そして私はあなたを上手く扱っています。といってその場を去っていきます。
無言で遠くを見つめるギルフォイルです。人事一筋のトレーシーは、一筋縄ではいかないようです。

Chap15: マキシモ邸で

リチャードは突然彼を訪れ、マキシモの家族に関しての懸念事項があると伝えます。
マキシモは事実を認め、過去の過ちの戒めとして部屋に父が使っていた奴隷の子供たちの写真を飾っているのだと言います。そしてあなたとその会社に投資することで過去の過ちを正して再出発したいのだと。
マキシモはリチャードに契約成立の乾杯を求めます。しかし、マキシモが崇拝してるのは実は慈悲深かった父ではなく、非情な祖父であることがわかり、さらに投資の目的が個人情報の収集による収益化である事がわかります。
リチャードはデータの収益は今後も一切行うつもりはないとマキシモに伝えるも、この契約はお互いのためになると言い切ります。そしてもしリチャードが投資を断れば、あなたにとって良くない事になるだろうと脅されます。

さあどうする、リチャード。

まとめ

さあ、大変な事になってきました。
一つは、ジャレットの辞職。番頭さんとして頑張ってきたジャレットの気持ちとても理解できます。どんどんリチャードとの距離が離れてしまってやる気を失ってしまったのですね。
もう一つは、かなり厄介そうです。いい人そうに見えたのですが、南米の投資家ということで、やはり怪しさ満点でしたね。やはりジャレットの判断は正しかったのですね。
おいしい話は、そうそうあるものではないですね。
でもリチャードのネットワークが、それくらいの価値があるというのも事実ですね。

しかし、Gwartの存在感、半端ないですね。

おまけ

エピソード2を見ていて、気になるWORDが二つ出てきたので参考までにご紹介しておきます。

①「Buddyf●●●er」

当然、汚いスラングです。(笑)
このフレーズは、辞表を提出したジャレットに対してと、投資の件で相談にいった時の2度、リチャードがジャレットに対して発しています。

buddyは「相棒」という意味があります。自身の個人的な利益を促進するために倫理や道徳に囚われず何でもする人の事を指します。

会話の内容的には、ジャレットに対して使うワードとしては、ずいぶんひどい言い方に思えます。この言われっぷりはジャレットがかわいそうですよ、リチャードさん!

②「dick-measuring contest」

これも、だいぶ下品なスラングですね。
エピソードでは、人事部のトレーシーがギルフォイルとの会話内で使っています。
百選錬磨の人事のエキスパートのトレーシーですが、超変わり者のギルフォイルは今まで出会ったことのないほど未体験の領域のようです。

以下エピソードからの引用です。

『正直言って、これは初めてのことです。あなたは普通の「that guy」だと思っていました。
私が今までの7つの会社で支援した他のすべての「that guy」は、規則を受け入れ、涙し、仕事を成し遂げました。彼らの中の数人は今や億万長者です。
彼らの場合、HR(人事部)との『おちんちん測定大会』には参加しませんでした。でもあなたがちょっと違うようです。でも幸運なことに、私はあなたがユニークだと感じています。』

このスラングは女性も使うのですね・・(汗)
ディックはスラングで男性のアレを意味します。そのサイズを計測する大会なんてあるはずがないですよね。サイズを競うのであればまだしも、測る大会って、一体何?って感じです。そのことからこれは、全く意味のない競争や紛争の事を表しています。

そして、もう一つの場面でもこのフレーズが登場します。
それは、リチャードとマキシモの契約締結の話の際に使われています。
リチャード、お前には勝ち目はないぞ!みたいなニュアンスで使われています。

おまけ 「That guy」

ちなみに『That Guy』も常套句のようで、「はた迷惑なヤツ」という意味があります。

日本語版が出来た時、果たして翻訳者はなんと翻訳するでしょうか?

前者は『冷血人間』『自己中』とかでしょうか。
後者は 無難に『無意味な戦い』とかでしょうか?

楽しんでいただけましたでしょうか!
次回をお楽しみに!!

エピソード3予告編

続けてエピソード3を読む

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