来季のエンゼルスには、どうしても強力な先発があと2枚必要です。
しかしエンゼルスには、絶対エースがなかなか来てくれない事情があります。
それは大谷選手の存在です。大谷選手が二刀流を続けることで先発ローテを通常の中4日で回すことができないのです。
中4日のローテだとシーズンを5人のスターターで回し、一人年間32か33回の先発となりますが、6人ローテだと、27回となってしまいます。
先発投手の目標の一つとしてシーズン200イニング達成という目標があります。これは怪我無く大きく崩れることなく1年間のローテーションを続けないと達成できない、いわば先発投手の勲章のようなものです。
中4日の先発で責任である6回までをすべての登板で行っても、200イニングにようやく到達するかどうかというぎりぎりの所なのです。
ちなみに今シーズン200イニングに到達した選手は・・
①ウィーラー(PHI) 213-1/3 先発32
②ビューラー(LAD) 207-2/3 先発33
③ウェインライト(STL) 206-1/3 先発32
④アルカンタラ(MIA) 205-2/3 先発33
大谷(LAA) 130-1/3 先発23
上記のたった4名だけなのです。
そこを目標とするバリバリ現役の先発型の投手は、エンゼルスの不規則なローテーションではなかなか来てくれないのが現状です。
なのでエンゼルスとしては、中5日でも投げてくれそうな、例えば故障明けだったり、超ベテランの中からエース核の投手との契約をするような感じになるのではないでしょうか。
Name | 年齢 | チーム | 利き腕 | 年俸 | WAR | 備考(CYサイヤングASオールスター) | |
★★ | Zack Greinke | 37.9 | HOU | 右投げ | $35,000,000 | 1.2 | 2008CY |
Justin Verlander | 38.6 | HOU | 右投げ | $33,000,000 | – | 2011.2019CY/TJ手術明け | |
Clayton Kershaw | 33.5 | LAD | 左投げ | $31,000,000 | 2.4 | 2011.2013.2014CY | |
★★★ | Max Scherzer | 37.2 | LAD | 右投げ | $34,603,480 | 5.3 | 2013.2016.2017CY |
Johnny Cueto | 35.6 | SF | 右投げ | $22,000,000 | 0.8 | 2014.2016AS,球団OP有 | |
★ | Marcus Stroman | 30.4 | NYM | 右投げ | $18,900,000 | 3.6 | 2019AS |
★ | Kevin Gausman | 30.7 | SF | 右投げ | $18,900,000 | 5.3 | 2021AS |
Danny Duffy | 32.8 | LAD | 左投げ | $15,500,000 | 2.1 | 故障中 | |
Corey Kluber | 35.4 | NYY | 右投げ | $11,000,000 | 1.4 | 2014.2017CY | |
Drew Smyly | 32.2 | ATL | 左投げ | $11,000,000 | 0.4 | ||
Carlos Martinez | 30.0 | STL | 右投げ | $17,000,000 | -1.4 | 2015.2017AS | |
★ | Michael Pineda | 32.7 | MIN | 右投げ | $10,000,000 | 1.4 | 2011AS |
★★ | Noah Syndergaard | 29.1 | NYM | 右投げ | $9,700,000 | -0.1 | 2016AS/TJ手術明け |
Zach Davies | 28.6 | CHC | 右投げ | $8,630,000 | -0.9 | ||
James Paxton | 32.8 | SEA | 左投げ | $8,500,000 | 0.0 | TJ手術明け | |
E.Rodriguez | 28.4 | BOS | 左投げ | $8,300,000 | 1.8 | ||
★ | Robbie Ray | 30.0 | TOR | 左投げ | $8,000,000 | 6.7 | 2017AS,2021CY候補 |
Scott Kazmir | 37.7 | SF | 左投げ | $8,000,000 | -0.3 | ||
J.A. Happ | 38.9 | STL | 左投げ | $8,000,000 | -1.5 | 2005.2008.2014AS | |
Jordan Lyles | 30.9 | TEX | 右投げ | $8,000,000 | -0.2 | ||
Andrew Heaney | 30.2 | NYY | 左投げ | $6,750,000 | 0.3 | ||
Chris Archer | 33.0 | TB | 右投げ | $6,500,000 | -0.1 | 2017AS | |
A. DeSclafani | 31.4 | SF | 右投げ | $6,125,000 | 3.9 | ||
Jon Gray | 29.8 | COL | 右投げ | $6,000,000 | 1.3 |
欲しい投手に★をつけてみました。(最大星3つ)
間違いなくどのチームもお金に余裕があれば欲しいのはシャーザー選手ではないかと思いますが、間違いなく2年7000万㌦は下らないと思います。このままトレードで加入したドジャースと契約するのではないでしょうか。ケガで離脱中のカーショウ選手もドジャースと再契約でしょう。
そこでエンゼルスの絶対エースとして、メッツからFAとなるシンダーガード選手に白羽の矢をあてます。昨年トミージョン手術を受け、今季終盤に1イニングだけ復帰した状態で回復状況に関しては未知数ですが、まだ29歳と若く、ここは彼の回復を信じて4年総額1億㌦で契約です。
そして先発2番手には、アストロズをFAとなるグレインキー選手と2年2000万㌦で契約を締結。
グレインキー選手のたっての希望でエンゼルスとの契約の話が発生し、その理由が大谷選手と一緒に戦いたいという素晴らしいエピソード付きの契約となります。(あくまで妄想です)
故障明けのシンダーガード選手とベテランのグレインキー選手ならば中5日登板を受け入れてくれるのではないでしょうか。シンダーガード選手は、来年は故障明けの球数制限ももしかしたらあるかもしれません。
大谷選手は曜日限定の週一登板に固定し、残りの曜日を5人で回す方法も考えられます。
保険として、もし他チームとの契約はまとまっていなければ、ヤンキースFAのヒーニー選手とエンゼルスFAのバンディ選手をおさえで契約しておくというのも手段かもしれません。
これで予算8300万㌦の大半の4000万㌦をスターターに使い、残りは4300万㌦です。
私はこの2選手を選びましたが、球団が誰を狙うかの楽しみでなりません!
次はブルペンの補強です!
先発2名を加えた来季ロースターです。
投手12名 野手12名 2way1名 計25名
★①シンダーガード(29) WAR – 2500万㌦
★②グレインキー(38) WAR 1.2 1000万㌦
③サンドバル(24) WAR 2.2
★④コブ(34) WAR 1.7 1000万㌦
⑤スアレス(23) WAR 1.9
①ウォーレン(25) WAR 0.9
②
③
④マイヤーズ(29) WAR 1.5
⑤タイラー(24) WAR 0.3
⑥キハダ(25) WAR 0.1
★①イグレシアス(31) WAR 2.8 1500万㌦
①
②スタッシ(30) WAR 1.8
①ウォルシュ(28) WAR 2.9
②フレッチャー(24) WAR 1.9 520万㌦
③レンドン (31) WAR 0.0 3500万㌦
④
⑤メイフィールド(30) WAR 0.4
①トラウト(30) WAR 1.8 3554万㌦
②マーシュ(23) WAR 0.2
③アデル (22) WAR 0.3
④アップトン(34) WAR -0.7 2120万㌦
⑤ウォード(27) WAR 0.6
①大谷(27) WAR 9.0 425万㌦
※ブルペン枠を1減らし、ユーティリティーでウォード選手を追加しました。但し守備の上達が絶対条件です。もともと捕手という事で第3の捕手要員にもなります。
※WARを最新の数値に修正しました。
続く
参考資料(記事の情報は下記のサイトを参考にしています)
https://legacy.baseballprospectus.com/compensation/cots/al-west/la-angels/
https://www.baseball-reference.com/leagues/MLB-leaders.shtml
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