アメリカ版ディズニープラスでは、現在マーベル関連の実写映画23作品の内が13作品が視聴できます。
何が視聴できて、何がみれないのでしょうか?
その前には、マーベルのことから少し勉強していきまししょう。
ここを勉強しておくと、観れないものが何故あるのかが理解できてきます。
マーベル・コミックスは、アメリカでは誰もが知っているヒーローものの漫画、いわゆるアメコミを世に送り出してきた大御所的存在の会社です。
(マーベル・コミックスと並ぶ2代アメコミ出版社が、『スーパーマン』『バットマン』『ワンダーウーマン』を世に送り出したDCコミックスです。)
マーベル・コミックス社が、今日に至るまで様々なヒーローを作り出してきました。
そのヒーロー達は、それぞれ時代も登場する場所も、当然作者も時代も全く異なる別べつのストーリーとして作られていきました。
・キャプテン・アメリカ(Captain America)1941年-
・ファンタスティック・フォー(Fantastic Four)1961年-
・スパイダーマン(Spider-Man)1962年-
・ハルク(Hulk)1962年-
・マイティ・ソー(Thor)1962年-
・X-メン(X-Men) 1963年-
・デアデビル(Daredevil)1964年-
・ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)1964年-
・アイアンマン(Iron Man)1966年-
・シルバーサーファー(Silver Surfer)1968年-
・ゴーストライダー(Ghost Rider)1972年-
・ブレイド(Blade)1973年-
・パニッシャー(Punisher)1974年-
・ウルヴァリン(Wolverine)1982年-
・トランスフォーマー(Transformers)1984年-
多くの代表的作品は1960年代に生み出されているのがわかります。
まだカラーテレビの無かった時代ですね。
これらのヒーローは、のちにコミックの世界から飛び出し、アニメーションになり、子供たちをテレビの前に釘付けにしたのです。
日本で例えると、仮面ライダーやウルトラマンといったところでしょうか。
テレビの普及とともに1970年から80年代中盤までは、子供たちのあこがれるスーパーヒーローとして時代を席捲したのです。
しかし時の流れははかないもので、アメコミの売り上げが落ち込み、徐々に経営が悪化し、ついに1997年に倒産してしまいます。
1998年にあらたに『マーベル・エンターテイメント』が設立されるも、大きな増収には向かわず、最終的に2009年に4億ドルでウォルト・ディズニーが買収したのです。
ディズニーが買収する前の『マーベル・エンターテイメント』の時代にマーベル社は『スパイダーマン』の映画制作権をソニー・ピクチャー・エンターテイメントを売ってしまったり、『X-メン』『ファンタスティック・フォー』などは21世紀フォックスに映画の権利を譲渡しました。
ヒーローものが大好きだった少年達が、大人になり実際にあこがれのヒーローたちを自らの手で映画でよみがえらす時代がまさに訪れようとしていました。
いくつかの実写版が公開されたのち、2002年に遂に実写版の『スパイダーマン』が公開され大ヒットとなります。
ディズニーは、これらのヒーローキャクターが映画化により確実にお金に変わると確信していたのでしょう。
2012年に自社制作で初めてのマーブルコミックスの映画『アベンジャーズ』を公開し大成功を収めるのです。
『アベンジャーズ』は、マーベル・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズの配給で公開された映画です。これは、アメリカン・コミックヒーローがクロスオーバーした作品なのです。
クロスオーバーとは、複数のマーブル・コミックによって作られたヒーローが同じストーリーの中で共演する事です。そしてその同じ世界観の中にいろいろなヒーローを登場させてしまったのが『マーベル・シネマティック・ユニバース』という映画用に作られたシリーズなのです。
なんでもありのヒーロー大集結的なものです。
ファンにとっては、子供のころに夢見た創造の世界が現実となって映像化されるのですから、これはたまったものではないはずです。
クロスオーバーとは、見る側も作る側も、ともにWINWINの手段なのです。
今年1月にハワイ5-0とマグナムPIがそれぞれの番組内でクロスオーバーしましたが、前回比20%以上増という予想以上の視聴率になったそうです。
シリーズは、フェーズ1からフェーズ3の全23作品が公開されており、現在フェーズ5までの11作品が公開予定になっています。
また映画以外でもテレビやストリーミングで11の作品が既に作成させています。(代表作『エージェント・オブ・シールド』)
フェーズとは、局面という意味が一番あっているかもしれません。フェーズ1は第一局面といった意味合いになります。
それでは全23作品が現在どのストリーミング会社で視聴出来るのかをチェックしてみましょう!
このシリーズの最初の1作(フェーズ1の第1作)が『アイアンマン』2008年です。
エンディングで映画『アベンジャーズ』へと繋がる構成となっており、『アイアンマン』のトニー・スターク)が出演しています。
しかし配給元がユニバーサルスタジオなので、ディズニーで配信されることはなさそうです。
視聴可能配信サービス:ネットフリックス
キャスト:アイアンマン、ハルク、マイティー・ソー、キャプテン・アメリカ、、ブラック・ウィドウ、ホークアイ
キャスト:
アイアンマン、ハルク、マイティー・ソー、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォーマシン、クイックシルバー、スカーレット・ウィッチ、ヴィジョン
ソニーが「スパイダーマン」映画の権利を所有しています。『マーベル・シネマティック・ユニバース』(MCU)への登場が許可されたので
この作品は、その世界観に沿って再制作された作品になります。
視聴可能配信サービス:アマゾンプライムなど
※視聴可能配信サービス:ネットフリックス、ディズニープラスは2020年3月3日より配信開始
※視聴可能配信サービス:ネットフリックス、ディズニープラスは2020年6月24日より配信開始
※視聴可能配信サービス:ネットフリックス、ディズニープラスは2020年7月28日より配信開始
興行収入は、『アバター』を抜き世界歴代1位を記録。
この作品は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を描いている作品です。
U-NEXTにて課金にて視聴可能※視聴可能配信サービス:HULU、アマゾンプライムなど、ディズニープラスは予定なし
全23作品中で、ディズニープラスで視聴できる作品は、16作品ですね。観れない6作品に関しては他のストリーミングサービスを利用するしか手段はなさそうです。
①『Black/Woidow』2020年5月公開予定(主演:スカーレット・ヨハンソン)
②『The Eternals』2020年11月公開予定(主演:アンジェリーナ・ジョリー)
③『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』2021年2月公開予定
④『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』2021年5月公開予定
⑤『Spider-Man 3 』2021年7月公開予定
⑥『Thor: Love & Thunder』』2021年11月公開予定
①『The Falcon and The Winter Soldier』2020年秋
②『WandaVision』2020年
③『Loki』2021年春
④『Hawkeye』2021年秋
そしてこの「Disney+」のテレビドラマシリーズは映画と同じマーベル・スタジオが製作するようです。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はこう語っています。
「現在のMCU、過去のMCU、そして未来のMCUが完全に織り込まれ、そしてそれぞれの作品はお互いに絡み合っていくことになるでしょう」と。
今後もディズニープラスから目が離せません!
This website uses cookies.