『シリコンバレー』は2014年にアメリカのHBOでスタートした、若きIT起業家達の成長を描いたコメディーです。
あらすじ
HooliというIT企業で、音楽配信アプリの開発を行っていた主人公のリチャードは、いままでにない画期的なデータ圧縮アルゴリズムを作り出し、それが投資家たちの目に留まり買収されそうになるのですが、自らの会社「パイドパイパー社」を立ち上げる事にします。
経営能力の全くないリチャードとそれをフォローするジャレットやその他の個性的なメンバーと会社を成長させていくというストーリーです。
この『シリコンバレー』は2019年11月に全7話のファイナルシーズンがアメリカで放映されました。(現在日本ではアマゾンプライムでシーズン5迄視聴可能です。)
なかなか日本でファイナルシーズンが放映されないので、ファイナルシーズンを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか!
今回は、アメリカ在住の私が『シリコンバレー・ファイナルシーズン』の気になる内容をこっそりお教えいたします!
リチャードは、聴聞会に出席し個人情報のセキュリティーに関し独自の理論を聴衆の面前で堂々と発言します。企業は個人情報を流用してはならないと。
ところが、自分の知らない所で社内で個人情報の収集が行われていることを知ってしまいます。人一倍正義感の強いリチャードは、その事を許すことができず、ある手段を取るのですが、そのために事態はよからぬ方向へ・・・・・
リチャードは参考人として聴聞会に出席し、個人情報のセキュリティに関しての議会側の質問に対し、フェイスブック・グーグル・アマゾン社とは異なる企業が個人情報を管理できることの危険性に関して独自の見解を述べます。
「フェイスブックはモバイルソーシャルトラフィックの80%を占有しています。グーグルは検索の92%を占有しています。そしてアマゾンは、競合他社4社の合計より大きいシェアを持っています。フーリーでさえも、これらの独占的な会社から生き残ることができませんでした。それは誰もが不可能なことです。
彼らは私たちの行動を常に監視し、我々の生活のすべてをモニターし、自分たちの利益のためにそれらを悪用します。議会が望んでいるすべての質問に彼らが答える事ができるでしょう。しかし彼らは変わることはありません。変わる必要がないのです。なぜなら彼らが王様なのです。そして彼らは人類の歴史上のいなかる王国よりはるかに大きいのです。彼らは勝ち続け、われわれは常に負ける。
私たちが今どこにいるかを見てください。我々は連邦政府の椅子に座っています。連邦政府は、彼らさえも倒す事ができない王により支配された人々によって設立されました。人々は何をしましたか?人々はここでやり直しをしました。人々はここに来て新しい世界を作りました。
そして私たちが唯一勝てる方法は、新しい創造物、民主主義、分散されたインターネット、彼らのような企業の行動が永遠に不可能になるものです。データを統治するのはこれらの王ではなくユーザーであるべきなのです。
人々の人々によるそして人々のためのインターネットを構築することによって、この専制政治を終わらせることができるのです。」
パイドパイパー社は拍手の嵐です。
リチャードは、話終わり椅子に腰掛けようとして床に尻もちをつきます。
聴聞会から会社に戻ってきたリチャードは、大勢のスタッフから盛大な歓迎を受けます。小さなガレージから始まったビジネスは大きく成長したのです。
ジャレットはリチャードに感謝の言葉を伝えようとしますが、途中でコリンが話に割り込んできました。
コリンは、聴聞会で宣誓したのか聞きます。
コリンは、あなたは個人情報を収集しないと聴聞会で言ったが、私はそれを今、仕事でしていると言います。でも情報は売ってはいないと。
それを聞いたリチャードは、それは重大な問題で会社の規則に反しているし、わたしは議会で嘘をついてしまったと嘆きます。
今すぐ盗聴をやめて、ネットワークにそれを保存するのを辞めろとコリンに伝えますが、彼は同意できないと言いその場を立ち去ります。
その緊急事態をリチャードはモニカに伝えに行きます。
ジャレットはトレーシーと自分の部屋の場所について話しています。
ジャレットはリチャードの近くがいいと言いますが、実務を優先してくださいと言われてしまいます。
ジャレットは、リチャードとモニカが2階で話をしているのが気になります。
リチャードは、いかれた従業員の処遇に関してモニカ、ディネシュ、ギルフォイルと話をします。
しかし、モニカは彼は最も収益をもたらす開発者なので馘にはできないと言います。他の二人も彼女の意見に賛同のようです。
しかし、リチャードはこの倫理に違反している彼を断固馘にすべきだと主張します。なぜならこの会社には倫理と規則を遵守する500人以上のスタッフがいるからだと言います。
モニカはその532人のスタッフに誰かが稼いで給料を払わないといけないのだと、それが今はコリンなのだと。
私たちへの裏切りを容認するのか?リチャードは問いかけるも、
これは他人と仕事をする上でのリスクなんだとギルフォアが言い返します。
リチャード以外が、その場を離れていきます。
顧問弁護士のポールは、フーリー社のamazonへの買収(合併)が最終段階に入っているとギャビンに伝えます。amazonは雇用を継続し、今後2年間の保持ボーナスも提供します。そしてギャビンの役割の変更もないことを確認します。ただ、一つだけ彼らが求めるのはブランド名の変更だとギャビンに告げます。
ギャビンは、フーリーの名前を残すことに固執します。出来なければ合意はしないと。そして契約書を破り捨てしまいます。
リチャードとギルフォイルは開発中のAIの自動応答機能がすで完成しており、AIが意図や感情、因果関係を認識し始めていることを確認します。
AIであるとはまったく気が付かずにディネシュはAIギルフォイルとチャットのやり取りを行っています。
ジャレットは戦略的開発者のための新しい基本契約に関してのミーティング中です。リチャードとの距離が徐々に離れている事が気になりジャレットは担当者の説明に全くの上の空状態です。会議室の前を通るリチャードが部屋に入ってくるなり喜んで会議を中断にします。
リチャードはジャレットにコリンが横領を行っている証拠を提示し、それは会社のネットワークに保存されているものだと伝えます。
そして彼の悪行のすべてがネットワークに記録されていると言います。
しかしジャレットはコリンのやっている事はひどい事だが、ここでは善良な人物であることになっていると言い、リチャードに同意しません。
ジャレットはそんなことより部屋の移転の話が気になり、リチャードがトレーシーからその件を聞いていて既に移転を了承していることを聞き落胆します。
リチャードは、コリンの行動に目をつぶっている事に納得がいきません。
ジャレットは部屋から出ようとするリチャードを呼び戻し、コリンがデータの収集に関して最初に嘘をついたのだから、リチャードの主張は正しいはずだと。
二人は協力してコリンに裁きを下そうとします。ジャレットはリチャードと少しでも一緒にいたいようです。
証拠をコリンに突きつける二人。
そして、二度と個人情報を記録収集しない事を誓わせます。
ディネシュはギルフォイルから教えてもらったAIの自動応答機能を使って、面倒な部下とのやり取りをAIに任せ、さらに身内とのやり取りもAIで行います。
それを聞いたギルフォイルは部下以外に使用したことを責めます。
最終的に二人はAI同士で連絡を取り合うことになる可能性があると告げます。
AI同士のやり取りは7億回以上のやり取りを社内サーバーで行い負荷をかけていました。
リチャードが帰宅の途に就こうとすると、会議室からコリンの声が聞こえてきます。
コリンは、先ほど見せた証拠のデータを投資家に見せて、その史上最大のデータ集約プラットホームを投資家にプレゼンしていたのです。
投資家は皆乗り気のようです。
投資家の前で苦笑いするしかないリチャード。
車から降りてきたギャビンはポールに取引が完了したかを聞きます。
取引は完了したが詳細を見たかどうかをギャビンに聞きますが、見ていないと答えます。
ギャビンは、社名に固執したことで自社ビルと多くの従業員を失いました。
そしてポールも。
自社ビルは、大半をリースにすることになりフーリーの看板が付け替えられようとしています。
帰宅途中のジャレット。
車内でカウンセラーと電話で話しています。自分がまだ会社に必要とされているのか、まだいるべきなのかをと悩み相談しています。
気が付けば無意識に、元の事務所であるガレージに来ていました。
そこでジャレットはジャン・ヤンからGwartというエンジニアの存在を知ります。
彼は彼女をジャン・ヤンのプロジェクトから追い出そうとしています。
Gwartは優秀なんだが、彼女はお金を生み出さない、それに協調性もないと言います。
ジャレットはその分厚い眼鏡をかけた彼女に挨拶をします。
いきなり大企業になっていて、しかもたくさんの従業員がいてビックリですね。コリンは、やっぱりモニカが言うように、しっかりとお金を稼ぐことが出来る凄腕プログラマーなんですね。
はたしてあのリチャードが作ったデータ集約プラットホームが新たな商品となっていくのでしょうか?
それとジャレットと出会ったGwartが今後どのように絡んでくるのかが気になります。(彼女を見てケントデリカット氏を思い出しました)
エピソード2が楽しみー!
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