『シリコンバレー』は、2014年にアメリカのHBOでスタートした若きIT起業家達の成長を描いたコメディーです。クリエイティブな才能はあっても、ビジネスの才能がなければビックマネーは手に入れる事はできません。ビジネスセンスの全くない主人公が仲間とともに立ち上げたベンチャー企業は果たして大きな果実を実らすことはできるのでしょうか!
あらすじ
HooliというIT企業で、音楽配信アプリの開発を行っていた主人公のリチャードは、いままでにない画期的なデータ圧縮アルゴリズムを作り出し、それが投資家たちの目に留まり買収されそうになるのですが、自らの会社「パイドパイパー社」を立ち上げる事にします。
『シリコンバレー・シーズン6』は2019年10月より全7話のファイナルシーズンとしてアメリカHBOで放映されました。(現在、日本ではアマゾンプライムでシーズン5迄視聴可能です。)
なかなか日本ではファイナルシーズンが放映されないので、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか!
そこでアメリカ在住の私が『シリコンバレー・ファイナルシーズン』の気になる内容をこっそりとお教えいたします!
『シリコンバレー』は、2014年にアメリカのHBOでスタートした若きIT起業家達の成長を描いたコメディーです。クリエイティブな才能はあっても、ビジネスの才能がなければビックマネーは手に入れる事はできません。ビジネスセンスの全くない[…]
ラスフェスでの起死回生の逆転劇でイベントを大成功させたリチャード率いるパイドパイパー社は、ついにAT&T社との巨額の契約を手にします。
しかし完成したネットワークに、実は重大な問題があることが判明します。
はたしてリチャード達は、この問題をどう乗り切るのか!?
いよいよ最終エピソードです!
ドキュメンタリー番組でリチャードはインタビューを受けています。
自己紹介。
IT技術の大会での優勝。
パイドパイパーがガレージでスタートした事。
仲間も登場し、口々にその時の思い出を語ります。
遂にラスフェストでそのシステムが完成した事。
パイドパイパー社がAT&T社との巨額の契約を勝ち取った事。
そこまでは良かったとリチャードは振り返ります。
話は10年前にさかのぼります。
皆で成功を祝いパーティーを行っています。
ケーキの中から登場したリチャードは笛吹き男のコスチュームです。
リチャードは叫びます。
『あなた達全てに十分な価値があります。ついにそれは起こりました。来週AT&Tが全国展開するためのパイパーネットのワームウエアを本日発送しました!』
社内は拍手の嵐です。
モニカは、リチャードにプレゼントを渡します。それは二人のSNSでのやり取りを額に入れたものです。
そこにはAT&Tとの交渉が上手く行った事を告げるメッセージが描かれています。
リチャードは、これが本当に自分が送ったものかをモニカに確認します。
モニカは自分のスマホをリチャードに見せます。
リチャードは何かが変だとモニカに言うのです。
二人の元にジン・ヤンが現れます。
ジン・ヤンは、リチャードに賛辞の言葉を述べ、自分に会社の株を無料で分けてくれと都合のいいお願いをします。
リチャードは、今までいくらでも投資する機会があり、今も投資は受け付けている。と言って断ります。
話題がエリックの事になり、エリックに発行したパイパーコインが2000万ドルで売却されたことが話題になります。ジン・ヤンは彼がまだチベットにいるかどうかをリチャードに確認するのです。
リチャードは、早朝にモニカとディニシュを呼び出し、先日のモニカとのメッセージのやり取りの件を話します。
リチャードは送った文章のドットの数が4つから3つに変更されて送信されたことに気が付き、圧縮システムに何らかの不具合があるのではないかと疑っています。そしてシステムの立ち上げ迄にこの問題を解決する必要があると伝えます。
4日後に立ち上げる今は、それをするべきではないと二人は言います。
そこにギルフォイルが入ってきて言います。
我々は理解不能の状態で、他のスタッフは我々を助ける事が出来ないと言い、会社を封鎖してしまいます。
ギルフォイルは、フーリーとの合併の時に我々が行った効率化の為の開発で、ネットワークが暗号化されたメッセージを勝手に解読してしまった可能性があると言います。
つまり、我々のネットワークは、あらゆる暗号化されたデータを解読してしまう能力があると言うのです。それはプライバシーの終焉を意味していると。
金融機関情報やあらゆる送電網、さらに核の発射コードまでが解読されてしまう恐れがあると言います。
我々は怪物を作ってしまったのだと。
リチャードは修正する方法があるはずだとギルフォイルに聞きます。
しかし、ギルフォイルはネットワークは自分たちが指示した通りに動作してるだけで正しく機能している。これはバグではないと言います。
我々はこの怪物を殺す必要があると。
しかし、リチャードは我々は世界最高のネットワークを構築できたのだから、この問題も絶対に対処できるはずだ、絶対にこれを殺すことはいない!と皆に伝えます。
リチャードは、ジャレッドに今までの苦労が無になってしまう事が悔しいと語ります。
我々のネットワークは、サービスが行き届いていないコミュニティ、学生のネット環境問題、難民、ゲノム研究にインターネットを提供し、科学者が癌を治すのを助けることが出来たはずだと。
ジャレッドは、あなたが決めたことを私たちもするだけです。と返します。
部屋に戻ったリチャードは、ギルフォイルの意見が正しい事を認めます。
しかし、事態はもっと複雑でたとえ我々がこれを辞めたとしても、誰かがきっといつか真似て同じ事をするはずだと言います。
ジャレッドは、自らの失態を世間に見せる事こそが自分たちの役目であると言います。
ギルフォイルも同意し、この失態は公にそして見事に失敗するべきだと。
ギルフォイルは、ディニシュのテスラのセキュリィティーコードがわずか3時間弱で解読され、自動運転が作動し始めている事を皆に伝えます。
モニカも同意しますが、ただしこれは事故のように見せかけないと私たちは全員刑務所行きになると言います。
しかし、ディニシュだけはそんな危険な橋は渡りたくないといって、自分無しでそれを行ってくれといい、会社での権限を放棄して出て行ってしまいます。
ディニシュが辞めるという事は、もしかしたら風向きがいい方向に向かうかもしれません。
立ち上げを翌日に控え、TVのニュースはこの新しいアプリの話題で持ち切りです。
AT&Tの販売店の前では、既にこの機能が搭載されたデバイスを購入しようとする人々の長い列が出来ています。
その列を車内から眺めるディニシュ。
ディニシュは何を思ったのかパイドパイパーのスタジャンを羽織り、その列に買ったばかりのペストリーを持って近づいていきます。
一部の熱狂的なファンが、ディニシュ本人に気付き、人が集まってきます。
ディニシュもまんざらでもなさそうな表情で、一緒に写真に入ります。
パイドパイパーを辞めてしまったけどまだ未練があるようですね。
リチャードは、ギルフォイルがネットワークの遮断の為の秘密工作を首尾よく遂行出来ている事を確認し、発表会の壇上に上がろうとしています。
ギルフォイルは、会社のサーバーに設置した新しい装置をリモートで操作し、ネットワークの解禁直後にサーバーを破壊しようと企んでいます。
発表会の会場に現れたディニシュ。
自分が中に入れるか受付で確認するもリストに載っていない事がわかります。
会場は、ガードが厳重でこっそり中に入ることは出来そうになく諦めるデニッシュです。
ステージに登場するリチャード。会場は割れんばかりの歓声です。
いよいよミッションの開始です。
彼ら以外は何が起こるか全く知りません。
ほとんど人気のない社内。
ゲイブが飲み物を地下のサーバー室のジョンの所に持っていきます。
ジョンはサーバーの異常に気が付きゲイブに伝えます。
ジョンは、我々が出荷したものは違うコードのものが挿入されている、誰かが入れ替えたのだと言います。
ゲイブは、それは間違っているから正しいコードのものに戻すべきだとジョンに伝えます。
リチャードは滞りなく発表会を進行しています。
それを会場の外のモニターで眺めるディニシュ。
そこに突然ゲイブが現れます。
ゲイブはメールしても回答がないから直接会場に来たと言います。
彼はサーバーのコードを正しいものに付け替えた事をディニシュに報告し、ギルフォイルの作ったUSBメモリーを彼に手渡します。
このままネットワークを始動してしまうと大変な事態になると気付いたディニシュは、ギルフォイルに連絡をとろうとするも留守電になって繋がりません。
ディニシュは、会場の建物の屋上にアンテナがあることを確認し屋上に向かいます。自分が何とかするしかないと。
リチャードは、開発に携わったスタッフへの協力に感謝の言葉を述べ、その戦いはあと5分42秒で報われるのですと叫びます。
やっとのことで屋上までたどり着いたディニシュは、ギルフォイルの作成したUSBメモリーを操作盤に差し込みます。
その動作はギルフォイルのPCに警告として表示されます。
ディニシュの仕業と悟ったギルフォイルは、彼に電話をかけ事態を知るのです。
ギルフォイルはリチャードにディニシュの状況を伝え、彼に再びアクセス権を与えすぐにコードを入れ換える必要があると伝えます。
問題は、ディニシュの言っている事を信用するかどうかという事です。
ディニシュは、正しいことがしたいだけだと言います。
もう時間がありません。会場ではカウントダウンが始まっています。
悩むリチャード。
ギルフォイルは、リチャードの決断を待ちきれずにディニシュにアクセス権を与えてしまいます。
カウントダウンが終了し、プログラムが稼働し始めました。
誰もが間に合ったのか、わかっていません。
通話も機能しており、通信も良好、交通は正常に動いているし、GPSも作動しています。
リチャードは、ディニシュが入れ替えに失敗したのだと思いました。
ギルフォイルは、確かに回路に微量のノイズが発生していると言います。
入れ替えは成功したが、そのノイズではシステムを破壊するには不十分だったのかもしれないと言います。
私たちは、失敗に失敗したの?モニカが絶望します。
突然、イベントに参加していた犬が吠え始めます。なぜ吠え始めたか理由がわからない中、イベント会場で叫び声が響き渡ります。
会場内に大量のネズミが現れたのです。
各局は一斉に、パイドパイパーの事件を報じています。
街がネズミで溢れかえっている様子を伝えています。
リチャードは、メディアに向けた声明を述べます。
『パイドパイパー社はすぐにネットワークを止め、会社を閉鎖し、残りの資産を清算します。本当に申し訳なく思います。このシステムは構築されるべきものではありませんでした。核心の部分で技術的に問題がありました。我々はこの事を忘れてはなりません、永遠に。』
リチャード、ジャレッド、ディニシュ、ギルフォイル、モニカは屋上ではがされていくビルボードを見ながら酒を酌み交わします。
リチャードは言います。
『さあ元気を出しましょう、私たちは最高のものを作り上げる事が出来ました。
そして私たちは成功しました。文字通り世界を救ったのです。でもそのことは私たちのみが知っている事です。それでいいんだ。』
リチャードは、その後の事を語りだします。
『世間から逃れるため、そしてエリッチを探すためにチベットにいきましたが、彼は既にいませんでした。戻ってきて職を探しましたが、私を雇ってくれる人間など誰もいませんでした。
ところが、私の親友は私を雇ってくれたのです。今私は、スタンフォード大学の技術倫理のギャビン・ベルソン教授の元で働く教授です』
ビッグヘッド
『私の名前はネルソン・ビゲッティ。スタンフォード大学の学長です。』
ディニシュとギルフォイル
『私はベイエリアで最大のサイバーセキュリティ企業の共同設立者です。』
二人はいまだに一緒に仕事をしています。
彼らの会社には、サーバー管理者でジョンが働いています。
モニカ
『DCにある非営利団体で働いています。それはシンクタンクです。』
それはNSAですかと聞かれると、明らかに挙動不審で否定します。
ジャレッド
『私は今、高齢者の施設で働いています。それはたくさんの親を持った気持ちになります。』
ジャレッドはハッカーホステルに向かっています。
インタビュアーに向かって、それは人生において信じがたいひと時だったと語ります。
ハッカーホステルでは、皆が彼の事を待っていました。
思わず泣きだしそうになるジャレッド。リチャードと固いハグをします。
皆で、ハッカーハウスのドアを叩くも、出てきた人物はジン・ヤンではありませんでした。
ジン・ヤンはこの家を手放していたようです。そして彼が既に死んでいること知ります。
番組の流れでジン・ヤン会うためにこの家に来たのです。
今の持ち主から中に入る承諾を得て、皆が過去の思い出を懐かしがります。
今の持ち主の娘は、スタンフォード大に通っているようです。
リチャードは、ジン・ヤンとエリッチがいない事を寂しがります。
テレビクルーは、エリックの消息を調べにチベットに向かいました。
エリックの住居はまだチベットに存在しており、エリックも住んでいることが判明します。
厳重に警備されたエリックの家に入ると、そこにはエリックではなく、見覚えのある人影が。。。
片言の中国訛りの英語で本人は、私がエリックだと嘘をつくのです。
家の持ち主の娘はリチャードらの前で、自分が構築している新しいネットワークシステムに関して熱心に話しています。
しかし若い彼女はパイドパイパーの名前を知りませんでした。
時の流れははかないものです。
リチャード達は、ジャレッドの持ってきた、昔みんなで楽しんだゲームをして楽しみます。
『いつも青、いつも青!』
『後悔?それはありません。幸せです。
実現はできませんでしたが、実際には世界を変える事は出来たのです。その証拠を見せてあげましょう。』
といってUSBドライブを探すリチャード。ですが、どこを探しても出てきません。
もし学生が盗んでいて、そのデータを利用したら・・・・・
ファイナルエピソードいかがでしたか?
ちょっと拍子抜けの終わり方でしたね。
彼らの若き日のチャレンジは、成功とは程遠いものとなってしまいましたが、起業にかけた情熱と仲間との信頼関係は、かけがえのない財産になったことでしょう。
結局、一番の名声を得たのは、何もしなかったビッグ・ヘッドとは・・・・・
日本でのシーズン6の公開が待ち遠しいですね!
最終エピソードは、十年後に作成されたドキュメンタリー番組をベースに作成されています。
ご丁寧にその完成したドキュメンタリー番組も作成してあります。
本物のビル・ゲイツや、なぜが囚人服のローリー、もちろんギャビンもインタビューに答えています。
このドキュメンタリーの方は、無料で視聴ができるので是非ご覧になってください。
This website uses cookies.